INTERVIEW

2025.4.22
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2025/4/22
誰にでもある、「好きなもの」。それは私たちの喜び、楽しみ、癒やし、原動力となり、時には人と人とを繋いでくれることも。そんな人それぞれが持っている「好きなもの」について、お話をお聞きします。今回、ご登場いただくのは雑貨コーディネーターのオモムロニ。さん。彼女が扱う“雑貨”とは、インテリアグッズやおもちゃに限らず、日用品、文具、食器、道具類、オブジェ、携帯小物、コスメ、お菓子の缶など、身の回りのこまごまとした“モノ”全てを指しています。物心ついた頃から、ずっと雑貨に心をときめかせているオモムロニ。さんに、その尽きない魅力を伺いました。

おもむろに/雑貨コーディネーター。独自のセンスと遊び心で、日用品やインテリア雑貨、家電、文具、手土産ギフトなど、あらゆるモノをセレクト。雑誌でのコラム連載や、商品企画など幅広く活動している。著書に『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)がある。
Instagram:@omomuroni
きっかけは覚えていないのですが小学生の頃、おこづかい500円で友達の誕生日プレゼントを選ぶのが何より楽しみでした。授業中も「何を買おう」と、ずっとワクワクしていたことを覚えています。プレゼント交換をする時は、どうしたら驚いてもらえるか、笑ってくれるか、喜んでもらえるかを考えて、近所の文房具屋さんやファンシーショップを何軒もはしごして探していました。
今、雑貨コーディネーターとして仕事をしていると、小学校時代の友人に「昔と全く同じことをしているね」と言われます。そういえば当時から学級新聞の中でコーナーを持って、おすすめの文房具や雑貨やおもちゃの紹介をしていました。その頃からずっと私の頭のなかを占める大半は、雑貨のことだったようです。
人より効率的に、欲しいものにたどり着いているわけではないんです。ただ四六時中雑貨のことを考えている気がするので、いつもアンテナを張っている状態なのかもしれません。私のなかでは、衣食住よりも“モノ”の優先順位が高いんです。
新たな情報をインプットできるよう、頭のなかに余白をつくっておくことは大事。画像をリンクごと保存しておけるツール「Pinterest」は情報のストックにとても便利で、スマホやPCから気になったものをどんどん保存しています。自分でざっくりと20個くらいにジャンル分けをして、「これ素敵」「あとで見返したい」「プレゼントに良さそう」など、思いついたタイミングでひたすら保存。そうすることで欲しいものがストックできるし、また新しい情報がすっと入ってきます。この習慣は、もう10年くらい続けています。
雑貨は価格が手頃ということもあって、「他に見たことないな」「こんなセンス初めて!」と感じたものは、即決で買ってしまいます。ヴィンテージや一点物のように、“今ここにしかない”と感じたものには特に弱くて、箱やカゴなど使い道がまだ決まっていなくても、とりあえず買っちゃうんです。インテリアに合うかどうかもわからないけれど、ただただ「可愛いから」で買うこともよくあり、買い逃して後悔することがないようにしています。
あとは、個人店のほうが断然おもしろいものに出会える気がします。オーナーさんの「好き」が詰まっているお店は、テンションがあがるんですよね。だからこそ、「この人の活動を応援したい」と思った時は、できるだけ個人の作家さんやお店から直接買うようにしています。
一番は“小さい”こと。手のひらに収まるような小さいものって、無条件にときめいてしまうんです。それに雑貨は、洋服やバッグや靴などよりその人の人間性が漏れ出る気がします。たとえば洋服は、その人のビジュアルや仕事、TPOなど「どう見せたいか」によって選ばれることが多いですが、雑貨や持ち物はもっと自由で、無意識に“その人らしさ”が出るんですよね。スタイリッシュな服装の人が、カバンの中にはファンシーグッズや推しアイテムをたくさん入れているような。そういうギャップや個性に、私はすごく惹かれます。

※購入の基準は、好きであることを前提に「グッとくるか」。そしてちゃんと「公式グッズ」であること。
最初は、一般的な推し活で、好きなアイドルや野球選手、韓流スターのグッズを買っているだけでした。そこから徐々におもしろい公式アクスタがたくさんあることに気づいて、友人からも「こんなのあるよ」情報が集まるようになりました。少しずつ集めていたら、気づけばこんなコレクションに。家に来た友人はみんな、アクスタの写真を撮っていきます。今はアクスタも進化していて、例えば小室哲哉さんのものはAR機能が付いています。専用のアプリで撮影すると、立体的なホログラムが浮かび上がって演奏を始めるんです!

※友人の作品、ヴィンテージの企業ロゴのもの、お笑い芸人のグッズなどが揃う。
ここ10年ほど、野球キャップとメガネの“アラレちゃんスタイル”が私のトレードマークになっています。そんなこともあって野球キャップは、たくさん持っているんです。球団グッズからアパレルブランド、古着屋、タレントさんのグッズ、友人の作品など、あらゆるところで買っています。

※踏土里(タプシムニ)の古美術商街で購入した真鍮のスッカラと伝統刺繍ピンクッション

※ハングル雑貨のキッチンタイマー、ビールグラス、貯金箱

※韓国作家の陶磁器作品

※韓国のデザイン文具ブランド「when i was young」
韓国雑貨といえば、バッグにつけるふわふわしたチャームやパステルカラーの食器など、新大久保で見かけるような、若い方が好むものをイメージされる方が多いかもしれません。でも実際は、大人も楽しい洗練されたものもたくさんあるんです。去年は1年かけてずっとリサーチをしていて、現地に足を運んでみて驚いたのはトラディショナルなものから、ちょっとキッチュなもの、モノトーンのシックなデザインまで、とにかくバリエーションが豊かなこと。韓国は雑貨でもファションでも、若い人が個人でブランドを立ち上げて実店舗を持たずにウェブやポップアップで展開する姿が目立ちました。そんな新しいブランドを応援する空気があることも魅力で、とても刺激を受けました。

もともと野球が好きなので、イイ感じのアイテムを見つけるとつい買ってしまいます。球団やモチーフにこだわりがあるわけではなく、プロ野球チームのグッズでも、そうは見えないくらいデザインがオシャレだったり、たまたま見つけたペナントに心惹かれたり……。気づいたらいろんな野球モチーフのものが集まっていました。

Instagramの広告で流れてきて気になった、台湾の〈UUIN〉というアパレルブランドのiPhoneケース。検索しても日本での取り扱いがなかったので、思い切ってメーカーにDMを送ってみました。とても丁寧に対応してくださって、直接送っていただけることに。語学はまったくできないんですけど、翻訳ツールを使えば気持ちはちゃんと伝わるんだなと実感しました。そんな成功体験を通して、最近では海外の作り手さんと直接やり取りして手に入れることも少しずつ増えてきています。このアイテムは取っ手がついているので、スマホを手元に持っておきたいときに腕に掛けて持ち歩けるのがとっても便利なんです。

ママの気まぐれ刺繍ポーチ 私史上一番✖️知らんけど 4行
キッチュ
¥3,300
「きよみママ」という方が手作りしているポーチ。布選びも刺繍されている言葉も、全てご本人のチョイスなんです。ワードチョイスとカラーリングが素晴らしくて、すっかりファンになってしまいました。ほとんど一点物なので発売されるとすぐ完売してしまうのですが、お気に入り登録をしておいて入荷の通知が来たらすぐに見に行きます。私はこれまで、なんとか3つゲットしました。


Cashmere multi blanket (トリコロールA)ロイヤルブルー×オフホワイト×レッド
HOKOS
¥33,300
「HOKOS」さんという体を温めるグッズを扱っているブランド。こちらのアンクルウォーマーに惚れ込んで、私のギフトの定番になっていました。カシミヤのブランケットは、ふわふわでずっと触っていたいぐらい気持ちのいい生地。トリコロール色のブランケットはなかなか目にしないし、いつか挑戦してみたいです。


GARFIELD / 80s DAKIN社 Vintage Plush Doll ぬいぐるみ
高島商店
¥9,800
セレクトのセンスが好きでよくチェックしているお店です。かわいくて状態もいいヴィンテージのぬいぐるみはすごく人気で、完売していることもしばしば。偶然ショップをのぞいたタイミングで在庫があったら、ついつい手が伸びてしまいます。広島に行くチャンスがあったら、実店舗にも足を運びたいです。

※ご紹介した商品は、一部に完売している可能性があります。
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