INTERVIEW

2026.1.20

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  • 2026/1/20

    今年は手土産の達人に。福田春美さんに教わる、上手な贈り方

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    久しぶりに会う人、はじめましての人。もちろん、気心の知れたいつもの仲間に会うときも。いろんな場面で、そっと手渡したいのが手土産です。何を選ぶかには、その人らしさやセンスが自然と表れます。だからこそ、贈る側も少しだけ悩んでしまうもの。せっかくなら、受け取った人の顔がほころぶような、気の利いたものを選びたいですよね。そこで今回は、ブランディングディレクターの福田春美さんに、上手な手土産の選び方についてお話を伺いました。相手との距離感やシーンにさりげなく寄り添う、大人のためのヒント。今年は、手土産上手を目指してみませんか。

    福田春美

    ふくだ・はるみ/ブランディングディレクター。
    クラフト服のブランド〈wagona〉、ランドセルブランド〈+CEL〉、老舗茶屋〈お茶の土倉〉のティーブランド〈土熊〉、京都の〈HOTEL MOKSA〉、萩の百茶〈一心〉など、ライフスタイルストア、ホテル、プロダクト、企業などのブランディングを手掛ける。2025年8月に日本橋兜町にオープンした、新木場の〈casica〉の2号店、〈可視化飯店〉のプロジェクトにも参加。著書に、自身の生活の様を綴った「ずぼらとこまめ」(主婦と生活社)がある。
    Instagram:@haruhamiru

    福田さんは、いつもどのように手土産を用意していますか?

    家のストッカーの中に、手土産用のコーナーを作っています。出張先で見つけた、こだわりのあるお店の焼き菓子やジャムなど、日持ちするものを選んで買ってきて、そのコーナーに入れています。だいたい1か月以内に会いそうな人たちのことを思い浮かべながら、5個、10個と少し多めにまとめて購入してストックしておき、次会うときに渡します。フードと、日用品をいくつか常備しています。前日にあわてて買いに走るなんてことがないように、普段からストックしているんです。私は、出張が多く、急に人に会うこともよくあるので、会う予定の人数よりも、2〜3個多めに持っていくのが習慣。その場で誰かを紹介してもらい、急きょ会うことになることも多く、そうした出会いから仕事や取引が広がることも少なくありません。だからこそ、手土産は少し余るくらいを意識して、常に多めに用意するようにしています。あと、「つまらないものですが」という言葉ではなく、「すごくおいしかったから食べてね」など、自分の感想を添えて渡しています。

    福田さんが手土産にこだわるようになったきっかけは?

    若い頃は手土産を用意する習慣がなかったのですが、30代半ばになった頃いつも手土産を持ってきてくださる素敵な先輩方が周りにいて、毎回小さなお菓子などをさりげなく手渡してくださるその姿がとても素敵だなと感じたのがきっかけです。それ以来、私もなるべく人に会うときには手土産を持っていくようになりました。実際に持参するようになると、はじめましての方との会話のきっかけになったり、仕事相手の方には、より自分を知ってもらう入口になったりすることに気づきました。手土産は、ただの贈りものではなく、自分を印象づけるための大切なコミュニケーションのひとつだと実感するようになりました。

    福田さんの「定番の手土産」はありますか?

    会う人数が多いときは、お菓子を選ぶことが多いですね。洋菓子なら〈マッターホーン〉や〈近江屋洋菓子店〉、和菓子なら〈果匠 正庵〉のあんず大福などは、安心して持っていける定番です。ただ、お菓子をいただく機会が多そうで、「もう少し違うものがいいかな」と思う方には、日用品を選ぶこともあります。例えば、びわこ布巾や韓国のアルマイトのカップなどは、喜ばれることが多いです。価格も手頃なので、旅先などでいくつかまとめて買っておいて、シーンに合わせて使い分けています。

    手土産を選ぶ時、最初に考えるのはどんなことですか?

    贈る人が喜んでくれるかどうかです。以前、あるご夫婦に贈りものをしたときのことです。お子さんのお弁当用に、海苔がキャラクターになるアイテムがあって、それをさりげなく同封したことがありました。とてもおしゃれなご夫婦なのですが、子ども目線のかわいいものはあまり持っていない印象があったのと、毎日のお弁当づくりもきっと大変だろうなと思ったんです。その後、贈りもののお礼に加えて、「明日のお弁当をどうしようかと思っていたときに、その海苔が入っていて本当に嬉しかった」とメッセージをいただきました。相手の暮らしにそっと寄り添うような、ほっとできるご自愛アイテムや、日々の小さな困りごと、切実な場面を助けてくれるもの。そんなアイテムを手渡せたら嬉しいですね。

    仲の良い友人たちとのホームパーティーには、どんなものを持っていきたいですか? 

    旬のフルーツは、お酒を飲む人にも、飲まない人にも喜ばれると思っています。みんなでおいしいものを食べ終えたあとに、ちょっと口直しになるのもいいですよね。ホームパーティーの手土産としては、ベストな選択だと思います。毎年、5〜6月になると、佐藤いちご店さんの無農薬いちごをオーダーしています。贈りもの用や自分用、集まりの手土産として、いつもたくさん注文しています。お世話になっている方には、少し早めのお中元としてお送りすることも。びっくりするほどおいしくて、食べた人が感激してくれるのも、嬉しいところです。

    有機JAS認証取得オーガニックいちご 1箱 約230g入×4パック入り 3L〜Lサイズ
    佐藤いちご店 本店
    ¥5,500

    ※気になる商品は、お気に入り登録がおすすめです。商品をお気に入りに登録すると、再入荷したさいに通知を受け取ることができます。

    仲の良い友人たちとのホームパーティーには、どんなものを持っていきたいですか?

    目上の方や仕事関係の方の場合は、まだそこまで距離感が近くないことも多いので、「間違いない」という安心感のあるものを選ぶようにしています。老舗らしさを感じられる和菓子や定番のスイーツなど、相手を選ばず、きちんとした印象を持ってもらえるものがおすすめです。奇をてらわず、誰に渡しても失礼にならないこと。その安心感が、目上の方への手土産ではいちばん大切だと思います。

    亀まん頭&亀最中詰め合わせ(半々)20個
    老舗 亀まん
    ¥3,880

    家族や親戚などの集まりに持っていきたいものはなんですか?

    人数が多くなりがちな集まりでは、食卓にそのまま並べられる一品を選びます。例えば餃子を50個用意して、あとは焼くだけ、というように、パーティーのホストの手間を増やさないことを大切にしています。その場の料理として楽しめますし、もし食べきれなければ、「翌日に家族でどうぞ」と渡せるのもいいですよね。京都のototojetさんは、そんなときによく選ぶ大好きなお店。何度も足を運んでいますが、味もおいしくてセンスもよく、安心して手土産にできる存在です。

    雪月花(鯛と車海老の鍋セット)
    ototojet

    ※アプリでショップをフォローすると最新情報が受け取れます。

    家族や親戚などの集まりに持っていきたいものはなんですか?

    小分けになっていて配りやすいギフトは、いろいろなシーンで大活躍。こちらは、お茶菓子にちょうどよさそうな素朴さがあって、パッケージからも安心感が伝わります。気負わずに、「ちょっと食べてみようかな」と思えるサイズ感も◎。そんなさりげなさを意識して選びました。

    プチギフト
    茶菓子 まるや
    ¥1,400

    ※2/1より販売再開予定。商品をお気に入りに登録すると、再入荷したさいに通知を受け取ることができます。

    福田さんが「これは万能!」と思った商品があれば教えてください。

    生姜シロップは、炭酸やお湯、水で割って飲んだり、ドレッシングに少し加えたり、私のようにお酒を飲まない人でもOK。その人の好みに合わせた使い方ができる、まさに万能選手。自由に楽しんでもらえる余白があるのも、贈りものとしてうれしいところですね。賞味期限が比較的長く、冷蔵庫に入れる必要がないもの。贈った方の保管場所を気にしなくていい、というのは大きなポイントだと思います。

    SPICE GINGER SYRUP -290ml - 生姜シロップ - 
    のんびり山
    ¥2,160

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