VINTAGE

2025.1.30
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INTERVIEW
2025/1/30
「Pay ID」がグランドスポンサーとして協賛する「VCM VINTAGE MARKET」は、日本最大級のヴィンテージの祭典。4月にはvol.6を開催予定です。回を重ねるごとに来場者が増え、今や全国の古着好き一万人以上が集まる一大イベントとなっています。そんな「VCM VINTAGE MARKET」を主催するVCM inc.の十倍直昭さんにインタビュー。前編となる今回は、イベントを立ち上げた経緯や「VCM VINTAGE MARKET vol.6」の見どころ、初めて試みである「Road to VCM presented by Pay ID」について教えていただきました。

とべ・なおあき/VCM inc.代表取締役。2008年にセレクトヴィンテージショップ「グリモワール(Grimoire)」をオープンしたのち、2021年にはヴィンテージ総合プラットフォーム VCMを立ち上げ、日本最大級のヴィンテージの祭典「VCM VINTAGE MARKET」を主催している。また、渋谷パルコにて、マーケット型ショップの「VCM MARKET BOOTH」やエルメスジュエリーを専門に取り扱う、予約制ショップ「VCM COLLECTION STORE」、イベントスペース「VCM GALLEY」を運営。
2023年10月には初の書籍「Vintage Collectables by VCM」を刊行するなど、ヴィンテージを軸とした様々な分野で活動し、全国のヴィンテージショップとファンを繋げる場の提供や情報発信を行っている。
Instagram :@naoaki_tobe
2008年に「Grimoire」というレディース古着店を、渋谷の神南にオープンしました。当初お店を構えたのはビルの7階の一室という通りがかりの方がふらっと入るような場所ではない立地でしたが、多くのお客さまに来ていただいていました。
販売スタッフが雑誌のストリートスナップの常連だったり、それぞれ発信力を持っていたんです。その頃からどこで何を買うかはもちろん、誰から買うのかということが大切だと感じていました。
はい。しかし15 年間お店を運営してきましたが、コロナ禍でビジネスを大きく変えなければならなくなりました。僕たちバイヤーは、これまでアメリカやヨーロッパなど世界中に飛んでアイテムを直接選び日本に送っていましたが、海外に行き来できない状況が起きてしまった。そこでアメリカのディーラーにSNSやメールで写真を送ってコミュニケーションを取ることがはじまりました。またオンラインショップをはじめる実店舗も急増。インスタライブなども活用して、アイテムを紹介しながら魅力を伝えるあらゆる工夫をしました。SNSがなかったらこの危機を乗り越えられなかったと思うぐらい助けられましたね。
ヴィンテージ業界全体が同じ悩みを持った時に、これは皆で同じ方向を見るタイミングが来たと思ったんです。この業界は個性派の方々が揃っていて、同じ悩みを共有するタイミングがこれまでありませんでした。この機会に業界がひとつになって協力し合い、世界中の人たちが来るようなヴィンテージのプラットフォームをつくりたいと思いました。
最初は、ECモールを立ち上げました。その後、コロナ禍が落ち着いてきたタイミングで渋谷パルコの屋上でマーケットイベントを開催しました。のちに同じく渋谷パルコ4Fにてマーケット型複合ショップとして実店舗「VCM MARKET BOOTH」、僕自身が店頭に立ち、エルメスジュエリーを中心に取り扱う予約制ショップ「VCM COLLECTION STORE」をオープンしました。また、2022年からは、パシフィコ横浜にて150店舗以上が集まるリアルイベント「VCM VINTAGE MARKET」がはじまりました。

ECモールを始めた時から、直接コミュニケーションを取れる販売方法は取り入れたいと考えていました。古着を買う醍醐味とは、バイヤーがどこで見つけてきたのか、年代や作られた時代背景など、服のストーリーを聞くことにもあると思っています。売り手と買い手がコミュニケーションを取れる場をつくろうと思っていました。
選び抜かれた約150のショップが、審美眼を通して厳選された、とっておきのアイテムを持ち寄り、お客様がこれらの良いものの中から欲しいものを見つけるというようなイベントです。これが玉石混合の雑多ななかから、掘り出しものを安くみつけるフリーマーケットとの違いだと思っています。
はい。アメリカ古着、ヨーロッパ古着など、ヴィンテージのジャンルは本当にたくさんあるので偏りのないように、できるだけ幅広いジャンルのショップの方々に参加していただいています。そのなかでも「VCM VINTAGE MARKET」に参加していただくショップは、そのジャンルのトップの方たち。もちろん僕の審美眼で選ばせていただいていますが、今では出展者の方がショップを紹介してくれることも増えています。そうやって参加者全員でつくるイベントになってきているのは、とても良い流れだと感じています。
それぞれのショップが、このイベントの為に海外から国内、様々な場所から商品を集めてくださっています。そのおかげでこのイベントは、吟味されたたくさんのアイテムを一度に見られる貴重な機会になっています。僕はあの2日間のイベントは、世界で一番良いヴィンテージが集まっている場所と言っても過言ではないと思っています。
規模が大きくなったから良いというわけではありません。この場所でなければいけない理由、この場所でなければ出会えないもの、その人に会えるからわざわざ足を運ぶという希少性を確保することが大切。だから出店していただく店舗数を増やすことは、今すぐにはあまり考えていません。僕はこのマーケットを、全国の古着店の方に出店することを目指してもらえるくらいのブランドにしたいと思っています。「いつかあのメンバーのなかに並びたい」と目標にしてもらえるような場所になることを目指しています。

今回はイベントとして初めての企画も試みていますので是非楽しみにしていてください。Pay IDさんが主催するオーディション企画の「Road to VCM presented by Pay ID」もとても楽しみ。参加いただく2ショップを選考会で決めるという初めての試みです。全国にはまだまだ僕の知らない魅力的なショップがたくさんあると思うので、この機会に出会えることが嬉しいです。
何十万点、何百万点と商品があるので迷ってしまいますよね。まず自分の欲しい物と予算を決めることをおすすめします。例えば4月だから、Tシャツやデニムジャケットを買おうと決める。サイトで出店者さんのリストを発表するので、それぞれのInstagramを見ていただけるとありがたいです。そのなかで自分の好きなテイストや雰囲気のお店をみつけて、めがけてきていただくと効率が良いと思います。
今ご自身が持っているワードローブに合うアイテムを見つけてほしいです。お気に入りの洋服に合う古着をコーディネートすることで、新しい着こなしになります。マーケットには洋服の他にもアクセサリーやメガネなどの小物もたくさんあるので、コーディネートを楽しんでください。
もちろん。一流のショップが集まっているので、皆さん接客も一流です。「私に合うもの、何かありますか」と聞いたら、きっと喜んで教えてくれます。僕は古着を着ることに知識がないといけない、ということはないと思います。知識をつけてから買い物に行こうなんて思う必要はないので、スタッフさんとのコミュニケーションもとりながら、楽しんで買い物をしていただきたいです。

「Pay ID」は、最大2ショップに「VCM VINTAGE MARKET vol.6」のブースを無料提供する選考会「Road to VCM Presented by Pay ID」を実施します。
この機会にぜひ、ご応募ください。
<ショップオーナー向けのご案内>
「Pay ID」への掲載を希望されるショップオーナーは、ネットショップ作成サービス「BASE」にてネットショップを開設いただくと、「Pay ID」を活用した販促機能をご利用いただけます。